九州玄海・唐津スケッチ旅行   08 Oct.,2002

    今年の彩水会・全国展は、5月から11月にかけて全国8会場(美浜、大阪、札幌、高松、九州・玄海、名古屋、東京・浅草テプコ館、敦賀)において開催。

   本年度の彩水会・写生旅行は、当初韓国での交流はがき絵展への参加に合わせて慶州を中心とした旅を予定していた。
しかし、サッカーワールドカップなど、日韓の人の行き来が多く、フライトも高いことから断念、2年後の展覧会の時に延期することで見送られ、国内での実施となる。今回初開催となった佐賀県玄海地区での「九州展」に合わせて平成14年度写生旅行が、8月25日〜27日の2泊3日、合計30名参加のもとで盛況裡に行なわれた。(昨年は10月に本州最北端スケッチ旅行

   コスト・ミニマムを計るため往復とも夜行寝台特急さくら号のジパング割引を利用、久しぶり現役時代の出張気分を味わう。車中泊をいれると延べ4泊5日になった。
   帰着が水曜日になったので、8/28 は、そのまま囲碁初心者教室に直行した。(=^_^=)

   横浜駅でワンカップならぬ缶酎ハイを仕込んできて乗車。久しぶりの寝台特急は、下段でも揺れがひどく、中々寝付かれなかった。最初は、下の写真のようにガラガラだったけれど、朝起きたら満席になっていた。
  さくら寝台
          24 Aug.,2002
  同左
          24 Aug.,2002

   勝手知ったる下松か徳山のあたりで、夜が明けたので瀬戸内海の日の出をデジカメで撮ろうとしたが、景色全体が白く、ぼーっとしてうまく取れなかった。やはり、フィルターが要るのだろう。

   横浜発 18:28 ⇒ 博多着 09:53 で、博多に到着するとすぐその足で、地下鉄空港線に乗り換えて、姪の浜駅下車。唐津駅 14:10 集合だが、その前に初めての土地故何でも見てやろうの魂胆で速やかに移動した。近くに元寇の役の遺跡があるとの事で、駅員に聞いたら次の下山門駅の方が、便利だと言うので、また一駅乗った。徒歩数分で浜辺に出たが、スケッチポイントにはならず、ご当地界隈で写真を撮った。

    さらに、虹の松原駅で途中下車。もう昼も近いので、レストラン・海浜館で食事を済ませた後、日本三大松原の一つという虹の松原海浜へ出た。このあたりは東西に広がる虹の松原のちょうど真中あたりのようだ。日差しが強く暑かったので、スケッチする気にならず、写真撮影だけで虹の松原駅へ戻る。

    このJR筑肥線は本数が少ないので、早めに目的地へ行く事にし、13:48 に唐津駅に到着、代表世話人のNさんと再会した。個人的な前哨戦は以上で終わり、これからは彩水会写生旅行の本番である。

   今回の大量の写真は、その殆どをアルバム・サイト「玄海・唐津写生旅行」に収容した。サーバー容量の関係で、このページの写真掲載数を制限しているが、上のアルバム・サイトにある多数の拡大画像を御照覧願い、このページと併行してお楽しみ頂ければ幸いである。

▼8月25日(日)
   代表世話人のNさんは24名の会員を28人乗りのレンタルバスに載せ、今回も玄海、呼子、唐津と長距離を運んで頂いて、無事全員つつがなく楽しいスケッチ旅行が出来たことに感謝している。大体世の中に工学博士のバスの運転手などいないのではないか。いつもながらのボランテイア精神には頭が下がる思いだ。移動行程地図を参照願いたい。

   九州展開催にあたっては、玄海在住の会員Kさんが会場の一切の面倒を見てくださり、旅行先導、且つ、行く先々の地域で適切・詳細な説明をされて、我々を楽しい旅行に導いて下さったご恩も忘れてはならない。この場を借りて、厚くお礼を申し上げる。

   私達が最初に案内されたのは、九州は北西端の佐賀県玄海原子力発電所の施設で、此処での発生電力は九州全域の
40%のエネルギーを供給しているそうである。ここの展示館「玄海エネルギーパーク」の一角にて彩水会・九州展が行われていて、これを皆で観覧して、展望室から玄界灘を眺めたりした後、バッテリー・バスで温室へ向かう。なにやら珍しい草木もあった。彩水会・九州展の最終日の撤去作業に一部の会員が携わり、その他の会員は「玄海エネルギーパーク」界隈で、作品の生産に励む。絵を描かないと、今夜の酒は飲ませてもらえないし、晩飯も食わせてもらえないから皆真剣だった。(~-~;ホヘ-

   「玄海エネルギーパーク」は、何というか総出力347MWの大容量原発のイメージではないプレイスポットという感じであった。そうか、丁度日曜日であったせいかな、駐車場は広いし、家族ずれで賑わっていた。斬新な作りで珍しい植物の多い温室や、曳山展示、からくり時計の変化などは、先のアルバム・サイト「玄海・唐津写生旅行」にゆだね、ここでは省略して、スケッチを主体にした紹介にとどめる。
     弥五郎ドン 玄海エネルギーパーク


   会場を出てNさん運転のレンタルバスで国民宿舎「呼子ロッジ」へ向かう。途中、明日の朝市が見られるという呼子港を通り、次第に丘の上に上って行く。やがて夕日にそまる高台にある 「呼子ロッジ」に到着し旅装を解いた。小生は和室で会長のNさん、今回の世話役Kさん、四国からのIさんの4人同室であった。風呂に入る時間が取れず、夕食の時間になった。呼子名物の烏賊の刺身をはじめ食べきれないほどの海の幸に舌鼓を打ち美酒に深く酩酊した。\(^o^)/
   その後、恒例の余興が始まり、皆で楽しい時間を過ごした。

  宿舎の呼子ロッジ
          25 Aug.,2002
  呼子名物イカサシ
          25 Aug.,2002
  夕食献立
          25 Aug.,2002
  恒例の余興
          25 Aug.,2002

▼8月26日(月)
   快晴の朝を迎えた。日の出を描きたいと5時半くらいには外へ出ていわば宿舎の裏手へ回った。日差しが強くて写真は撮れなかったが、今日の最初のスケッチ1枚をものにした。散歩している人から良い趣味ですねと挨拶され、気持ちがよかった。
   その後、宿舎の表側へ回り庭を通って坂道を下り、防波堤へ出る。海釣りの人もいる防波堤から丘の上辺りまでを構図に取り入れ2枚目のスケッチを描く。何やら難しい文字で読めなかったが呼子観音と命名した。宿舎に戻って風呂に入り、缶ビールを呑みながら朝食前に部屋の窓から加部島の辺りをスケッチした。朝から3枚とは意外な収穫であった。
   呼子の日の出
     26 Aug.,2002
   呼子の朝
     26 Aug.,2002
   呼子ロッジの窓から
     26 Aug.,2002

   レンタル・バスに全員乗車して2日目の出発。呼子港の朝市を見学。美味しそうな新鮮で安い魚介類を売っていて買って帰りたいが、荷物になるし、未だ帰るまで時間があるし、悩みながら雲丹の瓶詰めを1個だけ買った。朝市の賑やかな人ごみを描く気になれず、港に出て、昨日通った時に目星をつけていた帆船「さよひめ」を描いた。その後、呼子大橋へ行き、下車して崖の階段を下りて海岸へ出る。呼子大橋と加部島の構図を太線、細線の両方が出来るペンのカリグラフィを使って1枚描いた。この構図の呼子大橋写真を撮るのを忘れたので、スケッチ・写真対比には、本人出演の製作現場の写真を載せた。このスケッチは我ながら会心の作に仕上がった。
   昼も近くタイムリミットが来て我々は、この呼子大橋を通って加部島へ渡った。お昼は、彩水会員で所長のHさん主催の昼食会が行われた。当初予定ではアルコール抜きであったが、あまりにも豪華な食事なので、運転する人には悪いが御湿り程度のビールが振舞われた。昼食後は、風の見える丘、田島神社、名護屋、波戸岬(小生は気にいった構図だったが、皆の人気が無く、時間も無いので写真だけ撮る)と周遊して、唐津市内にやってきた。

   帆船「さよひめ」
     26 Aug.,2002
   呼子大橋
     26 Aug.,2002
   豪華な昼食
     26 Aug.,2002
   加部島山頂からの
     呼子大橋
     26 Aug.,2002
   呼子ロッジ遠望
     26 Aug.,2002
   波戸岬1
     26 Aug.,2002
   波戸岬2
     26 Aug.,2002

   唐津城界隈では、先ずお城の遠望を見極めようと単独で「じょうないはし」を渡って対岸のかなり先まで歩いてスケッチした。その後、「じょうないはし」のたもとで1枚描いた。この辺には仲間がたむろして製作中であった。全員レンタルバスに乗車したのを確認して、宿舎の虹の松原ホテルに向かう。従来の彩水会の宿は大部屋であったが、この宿は個室だから有り難い。夜の宴会についで、恒例の合評会が行われ、会報に掲載のため一人1点を世話人のNさんが回収したが、小生は、他に誰も描いていない帆船「さよひめ」を提出した。

   唐津城
     26 Aug.,2002
   唐津城・城内橋
     26 Aug.,2002
   じょうないはし
     26 Aug.,2002
   帰途につく
     26 Aug.,2002
   橋下の仲間御夫妻
     26 Aug.,2002

▼8月27日(火)
   宿舎虹の松原ホテルの早朝、皆が寝ているうちに温泉にはいる。身支度をして海浜へ出る。Kさんはもう描いていた。東方向の太陽はもうかなり上がっていて、まぶしく日の出は描けなかった。西の方角には唐津城の遠望が見られる。正面は高島で、通称宝当島といわれ霊験あらたからしい。後日TVで放映されていたが、随分遠くからやってくる人が多いようだ。最初海浜をブラブラ歩いていたら隣の シーサイドホテルの庭にある布袋様が気にいったので、これを先ず描いた。宿舎の自動販売機で缶ビールを仕入れてきたのでこれを呑みながら作業を進めた。虹の松原ホテル前海浜のスケッチは今回波を何とか表現したいと苦労した。小生白い絵の具を持たないので波の白さは紙の素地を利用せねばならないので大変だった。 そのままホテルに戻り、朝食を済ませた。
   唐津城遠望
     27 Aug.,2002
   布袋様
     27 Aug.,2002
   東方向海浜
     27 Aug.,2002
   高島(宝当島)
     27 Aug.,2002

   いよいよ今回の旅も最終日を迎え今日は、唐津曳山展示場、鏡山からの唐津全景、最後に人間国宝で有名な唐津焼 中里太郎右衛門陶房の行程である。唐津曳山展示場は、14基の曳山の収蔵庫兼展示場になっていて、祭りの際には背後の巨大な扉からそのまま搬出されるというものだ。メンバーは入館してすぐスケッチを始める。小生は、米屋町 明治2年(1869)製「酒呑童子と源頼光」の11番曳山を描いた。そばの唐津神社をサット眺めてバスへ。続いて虹の松原ホテルに近いところを通って鏡山へ登る。一望千里とはこのことだろう。少しかすんでいるが虹の松原東西両端、唐津市街が見渡せた。小生はパノラマ写真を作りたいので、何コマかに分けて撮影したものを画像ソフトを使って継ぎ合わせてみたが、中々うまく行かない。最適化処理をしてもかなり大きい容量なので、アルバムサイトに載せたが、このページでご紹介できないのが残念だ。下山して中里太郎右衛門陶房見学となった。駅に近いレストランで最後のランチを取る。長いようで短かかった写生旅行も、唐津駅の曳山像まえでの記念写真をとって散会した。夜行なので博多城跡を尋ねて時間を潰した。といっても城址公園のベンチでスケッチの数々に配色の手を加える作業をしていたのだった。呼子では買えなかった名物松浦漬(鯨軟骨の酒粕漬けで缶詰になっていて1個千円強)を駅ビル地下の食品売り場で買った。後日、料理仲間のシェフクラブの日に酒の肴に出したら好評であった。

   11番曳山
     27 Aug.,2002
   唐津神社
     27 Aug.,2002
   唐津城遠景
     27 Aug.,2002
   虹の松原・西端
     27 Aug.,2002
   鏡山からの
     虹の松原海岸遠望
     27 Aug.,2002
   虹の松原・東端
     27 Aug.,2002
   鏡山頂上モニュメント
     27 Aug.,2002
   唐津焼・達磨さん
     27 Aug.,2002
                                                   唐津駅前・集合写真      2002.08.27

▼まとめ
    今回の写生旅行での収穫は15枚、これで、また「やまと美術館」を賑わせることが出来た。

   今回特に苦手な「顔」と波にチャレンジしてみた。ご覧になった方々からの反響が楽しみだ。

   来年の写生会は、神戸の由である。


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